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建築デザイナーとは?仕事内容、なり方や関連資格、デザインのトレンドまで

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建築デザイナーとは?仕事内容、なり方や関連資格、デザインのトレンドまで

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建築物の外観、空間をデザインする職業。建築デザイナーになるには、どんな資格が必要なのでしょうか。また、建築士とは何が違うのか?皆さんが気になる点について、ピックアップしてまとめていきます。

 

◇建築デザイナーとは

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建築デザイナーとは、住居や公共建築物などの外観や居住性、機能性などを総合的にデザインする職業のことを指します。対象の建築物はどういう機能を持っているか、何年ほど使う予定なのかといった要素に応じて、最適な建築デザインは変わります。自分で事務所を構え個人住宅などをデザインする人や、企業の設計部に入り都市ビルや図書館等の公共的な建築をデザインする人など、仕事には幅があります。

 

建築デザイナーの仕事内容を知る

建築デザイナーの主な仕事内容は、設計コンセプトや構想をつくり、建物の外観や空間デザインなどを製作すること。具体的にはどのような業務を行なっているのでしょうか。ここでは建築デザイナーの主な業務をご紹介します。

  • ヒアリング、打ち合わせ
  • フィールドワーク(下調べ)
  • プログラム(情報管理、資料作成)
  • コンセプト、デザイン画の作成
  • プレゼンテーション
  • 図面作成
  • 建築模型作成
  • 修正、デザイン
  • スケジュール管理

これらの工程を行ったり来たりするとより良い建築になります。単にデザインをつくるだけが仕事ではなく、それを実現するために何が必要でどうすれば可能になるのかを考えつつ、多様な業務に対応します。建築デザイナーは、クライアントやチームメンバーと打ち合わせを重ねながら、このような業務を行なっています。そして、近年の建築は完成までのスピードも上がっているので、スケジュール管理も重要な業務のひとつです。期日を守りながら修正を重ね、デザインを完成させていきます。以前はスケッチブックなどに手描きでイメージを描く方もいましたが、最近ではCGや3Dを使ってデザイン案を作成する方のほうが多いです。

 

 

「建築士」「建築家」とは、何か違うの?

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建物の設計に関わる人の呼称として、建築デザイナー以外にも、「建築士」や「建築家」といった言葉が使われるときがあります。

どれも似たような言葉に見えますが、建築士が国家資格である一方、建築デザイナーや建築家という名称の国家資格は存在しません。

上記のことから結論付けるなら、

●建築デザイナー
必須資格はなし。
市場が何を求めているかを考え、意匠デザインを重点的に行う。

●建築士
国家資格の取得が必須。
構造や設備の設計を重点的に行う。

●建築家
必須資格はなし。
自分が何を作りたいかを考え、意匠デザインを重点的に行う。

ただし、何の実績もない人間が名乗っていると罰せられる可能性もあります。

このように、建築デザイナーの仕事は、建築士の仕事よりもデザイン的な要素が強いと言えるでしょう。

また、「建築デザイナー」や「建築家」と名乗ることに資格は必要ないものの、建築に関する資格を有し、仕事に役立てている方が非常に多くいます。

 

 

仕事のやりがい・大変さとは

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限られた空間を魅力的に演出するにはどうすればよいか、またそれを実現するために必要な設備や装飾品は何か、といったことを考えるのが建築デザインの仕事。適切な商品を提案できるよう、街中のショップをのぞいてリサーチすることもあります。

もともと、インテリアなど装飾品が好きな人が多いので、こうした作業も楽しくできますし、趣味を仕事にできることから「やりがい」につながるでしょう。

そして何よりも、自分がデザインしたものがカタチとなって完成したときの喜びは格別。多くの人が協力し合って、お客様の財産となる建築物を完成させるという達成感や充実感、さらに、そこに住むお客様の喜びの声をいただくことも、やりがいにつながります。

 

お客様と打ち合わせをしていくなかで、何度もデザインを描き直すことがあります。「こういうデザインが今の流行である」など、デザインの基本も提案しますが、大切なのはそういった常識よりも「お客様が何を求めているか」ということ。独りよがりにならないよう、求められていることを大切にして提案するよう常に務めることが大切です。

また、職人などとの打ち合わせで「これを実現するのは難しい」など、衝突することも。何度も何度も修正すると、自分にはデザインの才能がないのか?と疑うこともありますが、それでも最終的にデザインが決まると、「いいものを作ることができてよかった」と喜びを感じられるでしょう。

 

 

建築デザイナーになるには

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建築の専門学校や美術大学の建築コースで学び、建築会社やデザイン事務所、ハウスメーカーに就職するという方法が一般的です。学校へ行き、建築デザインの知識や技術を身に付けておけば、その後の就職がしやすくなります。資格の取得やポートフォリオ(作品集)の作成なども行なっておくと良いでしょう。では、建築デザイナーになるにどんな資格が求められるのか、以下にまとめてみました。

 

求められる資格や取得方法まとめ

先述のように、建築デザイナーに必須となる資格や試験はありません。ただし、建築士の資格は、建築デザイナーの仕事内容に大きく関わるものです。ここでは、建築士資格の中でも一級建築士と二級建築士の概要や取得方法についてご紹介します。

 

 

●一級建築士
一級建築士は、建築士系の資格の中でも最も難易度が高いとされている国家資格。取得者は幅広い建築設計を手掛けることができ、面積500m2以上の大規模建築、または高さ13m以上の木造建築の設計も可能です。
ただし、受験には厳しい資格が定められています。受験資格は以下の通りです。

 

①大学で指定科目を修めて卒業していること(免許取得までは実務経験が2年必要)

②短期大学(2年制)もしくは高等専門学校で指定科目を修めて卒業していること(免許取得までは実務経験が4年必要)

③二級建築士として4年以上の建築実務経験があること

④建築設備士として4年以上の建築実務経験があること

⑤その他国土交通大臣が特に認め、所定の建築実務経験がある場合

一級建築士資格を目指すには、「大学」「短期大学」「専門学校」のどれかで指定科目について学び、実務経験を積むという方法が一般的なルートになります。建築関係の学校を卒業していなければ、建築士を目指すことができないのではないかと思われる方もいるかもしれませんが、方法がないわけではありません。2級建築士の場合は、実務経験を7年経ることで、受験資格を得ることができます。まず、2級建築士を取得した上で、1級建築士試験を受験する、というようにステップアップしていくことが可能です。また、2018年の建築士法一部改正により建築士試験の受験資格が緩和されたため以前よりは1級建築士を目指しやすくなりました。この変更の影響をより多く受けるのは「学生」の方です。卒業した年に1級建築士試験を受験することが可能になったということは、学生時代から学習をスタートさせることができるということです。

 

 

●二級建築士
二級建築士は、建築基準法により定められている国家資格。取得することで、戸建住宅をはじめとした、規模が小さな建築物の建築設計を手掛けることができます。
一級建築士に比べると受験資格はやや緩く、扱える建築物の条件は限られています。受験資格は以下の通りです。

 

①大学、短期大学、または高等専門学校において指定科目を修了して卒業していること

②高等学校、または中等学校において指定科目を修めて卒業していること(免許取得までは実務経験が3年必要)

③建築設備士

④その他都道府県知事が特に認め、所定の建築実務経験がある場合

⑤7年以上の建築実務経験があること

二級建築士を目指すには、一級建築士と同じく「大学」「短期大学」「専門学校」で指定科目を学んで資格を得るルートが一般的です。また高校で指定科目について学んだ方に関しては、受験が可能です(ただし、免許取得には実務経験が必要)。少数ながら大学や専門学校へ通わずに資格取得に挑戦し、夢を叶えているケースはありますが、その場合も通信制や夜間学校、資格対策のスクールに働きながら通い資格取得をするケースが多いです。

一級建築士、二級建築士の他に建築デザイナーに関連する資格は他にも多くあります。
  • 木造建築士
  • インテリアコーディネーター
  • インテリアプランナー
  • 測量士
  • 宅地取引主任者
  • 商業施設士
  • CAD利用技術者試験
  • 建築CAD検定試験
  • カラーコーディネーター
  • 色彩検定

建築関連の資格は、設計に関するものからインテリアに関するものまで多く存在します。この他、設計に役立つCADの知識や色彩に関する知識も習得すれば、より幅のある働き方ができるでしょう。

 

進学か就職か独立か | キャリアの作り方あれこれ

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建築デザイナーの就職先としては、個人建設事務所や工務店、デザイン事務所などの建築系会社、または個人住宅を作るハウスメーカー、そして大規模な建築を手掛ける総合建設会社などが挙げられます。
建築系会社やハウスメーカーでは、個人宅を中心に、店舗や施設など、比較的小規模な建築を手掛けることになるでしょう。一方、総合建設会社に就職した場合には、商業施設や企業ビル、マンションなど、大規模な案件に携わることになります。
このように、どんな会社に就職するかによって扱う建築物は違い、その作風にも差があります。建築デザイナーとして就職先を選定する際には、自身の目標や好みに応じて慎重な検討をしましょう。
また、建築デザイナーは、独立して自身で会社を起こしたり、フリーデザイナーとして活動したりすることもあります。実際NIT卒業生の中にも一級建築士を取得し、建築事務所を立ち上げて活躍されている方もいます。

 

どんな人が向いている?年齢や性別等の条件面も確認

建築デザイナーには芸術的センスの他に、利便性や快適性など合理的な考え方も必要とされ、 活躍している方の多くは、

・打ち合わせ時に立体的な絵を描ける画力

・図面作成など膨大な作業にも耐えられる忍耐力

・計画を管理するマネジメント力

・アイデアをきちんとした言葉で説明するコミュニケーション力

等多くの能力をフルに活用して仕事をします。

建築デザイナーは、建築全般に関わる仕事です。そのため、建築やデザインはもちろん、設計にも興味や知識がある人は、この仕事に向いていると考えられます。
また、優れた建築物を作るためには、芸術的センスも求められます。よって、高い感性や独創性を持っている人も、建築デザイナーに適していると言えるでしょう。

 

 

建築デザイナーで求められる「一級建築士」の年齢や性別等の条件面も確認してみましょう。

一級建築士は20代が1%しかおらず、40%近くが60代以上です。

1級年代別(国土交通省より引用)

 

ざっくりまとめると、20代は1300人、30代は15000人、40代は33000人、50代は37000人、60代が最も多く41000人、70代が30代と同じくらいで11000人、80代が20代と同じくらいで1300人となっています。建築士もかなり高齢化が進んでいますね。

 

 

dannjyohi(令和元年賃金構造基本統計調査より作成)

 

男女別の一級建築士の人数ですが、約88%が男性の一級建築士で、残り22%ほどが女性の建築士となっています。一級建築士の人数は、2019年で全国に37万3490人います。年々増加しており、年齢別では40代前半と60代前半の一級建築士が多いです。2018年に行われた建築士法の一部改正により、目指しやすくなった一級建築士。これからは20代や30代の人数が増えていくのではないでしょうか。

 

 

「建築デザイン」の考え方やトレンド

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ここでは、一般的に高い評価を得ている建築デザインが備えている要素を項目ごとに解説します。

コンセプトが明確

設計者の意図や目的が分かりやすい建築物は、高い実用性や強い存在感を備えているものです。例えば窓を南向きに設置することで光を取り入れたり、雪が積もらないように屋根を急角度にしたりするなどがコンセプトとして挙げられます。
良質な建築物を作るうえで、明確なコンセプトを決めるというのは欠かせない過程です。建築家と依頼者がそれぞれ意見を述べることによって、初めて双方のこだわりを反映した建物が作れます。

シンプルで機能的

余分な建材や派手な装飾が使われていない、シンプルな建築物には独特な良さがあります。
例えば四角い居住スペースに三角形の屋根の家は、簡素な見た目ですが居住性が高く、建築コストも抑えやすいので、日本の家屋として用いられやすい形です。
そして、丸太や打ちっ放しのコンクリートなど、素材の質感が強調されている建築物からは、建材が持つ温かみや力強さなどを分かりやすく見て取ることができます。

顧客のニーズに応えている

顧客にとって良い建築デザインを目指すには、当然ながら顧客が提示したニーズに応える必要があります。そして、完成直後だけでなく、長期的に高い機能性を保てる空間を構築することも、良い建築デザインを作るうえで重要な考え方です。長年使用する建築物では、住んでいる間に家族構成が変わることや、家具の種類や量が増減することも考えられます。優れた建築業者は、年月の経過による外装や内装の変化が、家主にとってマイナスの影響を与えないように設計を工夫しています。

革新的な技術を用いている

現代では耐震設計の研究や軽量な建築素材の開発が進んでおり、超高層建築や巨大なドームといった技術力を証明するような建築物が国内外で増えています。
新しい技術を用いた建築デザインを形にすることで、建築デザイナーの技量を対外的に証明できます。もちろん実際に設計できると一番良いですが、中にはデザインのみをメインに行う建築家もいるようです。
合理性が要求される建築デザインに独創性を取り入れることは困難とされており、目新しく独創的なデザインを作れる建築家は高く評価されやすいといえます。

周辺環境とのバランスが良い

住宅地や商店街などに建物を新築する際には、建てた建築物が周りの環境に溶け込めているか、上手くバランスが取れているかが重要になります。
周辺環境に配慮した建築デザインの一例として、一部の観光地では建物の高さに上限が設けられていたり、使える色が制限されていたりします。そこで、高さや色合いを揃えることで地域の景観を保つ効果が得られます。
自然環境の中に家を建てる場合、周囲にある森林を極力残すように意識して建築することで、自然と調和した建築デザインの家を建てられます。光合成による二酸化炭素削減が見込めるので、エコロジーな住宅が出来上がります。

 

 

建築デザインの基本要素と学びのポイント

建築デザインとは何か。学びのポイントと共に新潟工科専門学校の講師に聞いてみました。
<建築デザイン科 講師より>

建築デザインは他の職業と比べて「これが役割・これが出来る」というものがすぐ思い浮かぶ職業ではないかと思います。例えば、医者なのであれば病気を治す。先生であれば成績を伸ばしたり、受験に合格させるというような役割がすぐに思い浮かぶと思います。では建築デザインの役割とは何なのでしょう…?

建築デザインは、その人にとってよりよい空間を作り健康を保ったり、勉強をしやすい環境を設計したりします。つまり建築デザインとは「お客様にぴったりな空間をなんでも形にできる」のです。その建物に関わる方のことを考えて建築された建物こそが良い建築デザインとなります。「相手の気持ちを考えてデザインをする」これが建築デザインを学ぶうえで1番大切にしてほしい点です。

 

最新事例に見る建築デザインのトレンドとは

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建築デザインのトレンドを見てみましょう。

1.ナチュラル

テレワークの普及などもあり都市部から離れた町への移住がブームになっています。いわゆる「田舎町」では、“自然に囲まれて暮らす”というスタイルが多く見られます。

自然素材を利用した暖かみのある住宅は幅広い世代に人気が高いです。また、中古住宅のリノベーションでは、柱や梁(はり)などの構造材をあえて見せるデザインもナチュラルデザインとして好まれています。

 

2.モダン

ナチュラルデザインとともに安定した人気があるのは、“モダンデザイン”です。ボックス型で構成された外観をモノトーンでまとめるデザインは、スタイリッシュで都会的です。シンプルであることから、飽きることなく長年住みやすいデザインとして好まれています。

 

また、デザインソフト(建築設計ソフト)にもトレンドはあります。

現在は「BIM(ビム)」という建築設計ソフトが現在のトレンドです。
BIMについてはコチラ
BIMを操作できることで就職に繋がることも多く、「BIMが扱える人」が近年企業からも求められています。

 

~建築デザイナーのタマゴに聞く~ 過去→現在→未来

建築デザイナーを目指しているNIT在校生に、建築デザイナーを目指したきっかけやNITを選んだ理由についてインタビューしてみました。

 

新築を見るのがとても好きで、将来自分の住む家をこだわって設計したいと思ったことが建築デザイナーに興味を持ったきっかけです。NITでは二級建築士を早期に取得できるため、早く就職したいと考えていたためNITに決めました。現場で働いていた先生方が身近にいるので、自分には分からない現場のことだったり、実技的なこと、たくさん先生方に聞いていき多くの学びがある学生生活にしたいと思います。聞く話では想像できないこともあると思いますので、実際に家を設計したり現場監督したりと、さまざまな仕事に就き、多くのことを学んで、お客様の要望以上のものが提供できるようになりたいです。(建築デザイン科2年 真壁さん)

 

 

まとめ

ここまで、建築デザイナーについて解説してきました。

NITでは、建築デザイナー/一・二級建築士の合格を目指す高校生の皆さんを応援しています。資格の取得を目指している方は、専門学校への進学を検討してみてはいかがでしょうか。学校の雰囲気は、オープンキャンパスにて知ることができます。

■オープンキャンパスについてはコチラ

 

 

 

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